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嘉村 朗の制作こぼれ話
わたしは毎話毎話、全然お話が思い浮かばずアイディアやプロットも二転三転し担当編集さんを困らせながら漫画を描いています。そんな中、「伊藤ちゃん、宮田くん、平岡くんを三人組で描いても面白いかも……」と藁にもすがる思いで描いたら38話のようなお話ができました。
編集さんが冒頭の宮田くんを「じーと見ている宮田、面白いっすね」と言ってくれたのもこのまま描いてみよう!と思ったきっかけでした。
Cクラスの子たちはみんな片想い。
意図せずそんな構図のお話になりましたが、38話を完成させてみたら結構いい回にできたと思っています。
伊藤ちゃん宮田くん平岡くんの3人でいつもわちゃわちゃとジャレていたらいいのにな……と願ったり期待したりする気持ちもあります。でも実際は、たまたまこの日のこの時間に面白いやり取りが交わされただけで、次はなかったというのも現実にはよくあるわけですよね。
楽しい会話、面白い掛け合い、愉快な空気を他者と共有できたこと。それはほんの一瞬かもしれませんが、彼らの長い人生の素晴らしい体験のひとしずくとして記憶に残ってくれたりするのかな……。そんなことを考えたりしました。
続きもがんばります!(T_T)


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アイエムエー株式会社 嘉村朗 宛
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